一級建築士試験 製図試験1週間前の過ごし方
こんにちは。
今回は一級建築士試験、製図の試験1週間前をどう過ごしたかを書きます。
試験1週間前となり、これまでしっかり勉強したつもりですが、それでも最後まで悪あがきはしたかったので、試験前日まで出来るだけ勉強時間を取るようにしました。
まずは会社にこれまでよりもさらに仕事のセーブをお願いし、試験1週間前は残業を無しにしてもらいました。
そして、可能な限り有給を使いたいとお願いしましたが、繁盛期でムリだと断られました。
日建学院の生徒さんの中には、有料の特別授業の為に2〜3日会社を休んだ人や、1週間丸々有給にした人もいましたので、羨ましく思いました。
そして、内心は最後の追い込みで差がつくのではないかと心配になりました。
年に一回の試験ですし、もし落ちてしまうとまた来年勉強に学費や時間が掛かり、考えただけでも恐ろしくなります。
1週間ぐらい会社にも助けて欲しいと思いますが、自分の会社では一級建築士が無くても大丈夫な職場なので、なかなか理解してもらえませんでした。
ですが、月曜〜木曜で仕事をさっさと終わらせ、来週からその分頑張ることを何回も上司に嘆願することで、なんとか金曜だけ有給を取ることができました。
とりあえずこれで試験前の金曜土曜で、最後の追い込みと休息を取ることができました。
1週間前は以下のような勉強スケジュールにしました。
月曜はいつも通りに資格学校の課題の復習をしました。
火曜水曜は夜に日建学院さんの通常の授業がありましたので、仕事終わりに参加しました。
そして家に帰ってからはその復習しました。
木曜金曜は、有料の特別授業がありました。
しかし丸一日の授業のであり、木曜は有給を使えず、金曜は有給を取ることが出来ましたが、直前に有給が決まったので申込みに間に合わなかったのと、最後は自分のやりたい勉強がしたかった為、結局は参加しませんでした。
ですので、木曜は火曜水曜の課題の復習をしました。
そして金曜は有給を取りましたので、日建学院さんの自習教室を一人で利用して、1日静かに勉強することができました。
試験の前々日ですので、丸一日掛けて試験当日と同じスケジュールで問題を解き、予行演習をしました。
試験の前日に予行演習をすると、試験当日と2日連続となるので当日に疲れも残ると思い、前々日に行いました。
土曜は試験前日ということで、記述と階段や設備等の必要寸法の練習と今までの課題のプランの復習を簡単に行い、夕方の4時くらいで勉強を終え、後はゆっくりと休みました。
以上が、自分が実際に過ごした内容です。
試験1週間前は、会社に多少の無理を言ってでも有給は取らせてもらいましょう。
ダメと言われても、粘り強くお願いすれば自分みたいに取られてくれるかもしれません。
年に一回のチャンスなので、納得のいく過ごし方をして下さい。
そして特別授業ですが、自分は特に受けなくても合格は出来ましたので、無理に受ける必要はないかと思います。
自分の納得のいく勉強をした方が、悔いが残らず良いと思います。
試験1週間前は、とにかく悔いの勉強を!!!
それでは、また!!
一級建築士試験 参考課題も解きましょう
こんにちは。
今回は一級建築士試験の製図試験、資格学校の参考課題について書きます。
日建学院さんに通い、授業や宿題で課題をこなしていましたが、ある日参考課題と言うものが配られました。
通常の課題と違い、授業や宿題では行いません。
問題文と解答例が配布されるだけで、詳しい解説等はありません。
参考課題は自主的に勉強しておいて下さいとしか言われませんでした。
2017年度は参考課題が3個配られました。
内容は授業ではやらなかった、縦長敷地・陸屋根・単独配置図等です。
出題される可能性は低いがゼロでは無い課題であり、本試験で万が一出題された場合の資格学校の保険のような感じに思えました。
心配性な自分は万が一のことを考え、この参考課題も全て2回以上解きました。
参考課題もやることにより、新たに引き出しが増えるのと、試験本番で初めて見て驚かないようになると思い取り組みました。
また解説などが無いので、自分は自習教室に行った時に講師の先生や他の生徒に聞いたりして参考課題の理解を深めました。
ただ問題文と解答例が配られるだけなので、参考課題は疎かにしがちですが、色々なパターンの問題を解き、引き出しを増やすことが合格出来た一つの要因だと思いますので、しっかりと取り組むことが良いと思います。
それでは、また!!
一級建築士試験 製図試験の勉強方法
こんにちは。
今回は一級建築士試験の製図試験で、自分が実践しました勉強方法について書きます。
製図の試験勉強は学科試験に引き続き、毎日朝5時に起きて勉強を開始しました。
朝は5時〜7時半までの2時間半を作図とエスキスに当てました。大体1週間で作図1〜2枚とエスキス2〜3課題ほどをこなしました。
そして会社のお昼休みの約30分は記述の勉強に当てました。
また仕事から帰ってきてからは、時間に余裕があれば夜は記述の勉強をし、遅くとも11時には寝るようにしていました。
記述はこのような空き時間に勉強するようにしました。
平日はそのような感じで、講師の方が来られる木曜日のみ夜は自習教室に通い、質問や記述の勉強をしました。
土曜日で仕事が休みの日は、宿題となっている課題や前回授業の課題などを、丸一日かけて試験本番と同じ様に時間を計り一式やりました。
本番と同じ様に時間を計り練習することで、本番で時間配分の予定が狂った場合等、さまざまな場面でも対応できるように訓練しました。
多少無理はしていましたが、大きく睡眠時間を削る様なことはしませんでした。
自分の場合は、仕事も9時くらいまでで終わるため、時間的にも肉体的にもそこまでキツイ状態ではなかったことも有利でした。
睡眠時間を削ると、勉強に集中できなくなるので、しっかり睡眠を取り、朝の限られた時間で集中して勉強するように心掛けました。
あとは、分からない箇所や少しでも疑問に思う箇所は自習教室で講師の先生に質問しました。
自分は細かな点でも気になると色々と考え込んでしまうので、注意する箇所と注意しなくてもいい箇所を質問しすることで、この情報が試験に必要か不要かを整理しました。
その情報を基に、必要であれば詳しく調べて覚えたり、不要であれば気にせず無視して勉強するようにしました。
スキー場のホテルの課題で、雪除けの庇は重要だが、試験では積雪荷重による構造材の断面のや庇の断面の割増はそこまで考えなくて良いことや、井水用のポンプや設備機器のスペースはそこまで考慮しなくて良いなどなど・・・
基本的なことかもしれませんが、自分は知識が乏しかったので、質問して頭の中を整理することはとても重要でした。
この様に試験に必要な情報をしっかり分別し、必要なポイントを押さえて勉強できたことで、合格することができました。
あとは、如何に勉強時間を確保するかだと思います。
自分は環境的に恵まれいましたのでよかったですが、前職の設計事務所で深夜までの残業ですと難しかった思います。
仕事もこの期間は割り切ることも必要かと思います。
それでは、また!!
一級建築士試験 製図試験はフリーハンド??
こんにちは。
今回は一級建築士試験、製図試験の作図方法として、フリーハンドについて書きます。
2017年度の製図試験の講義前の情報でしたが、結構な人がフリーハンドで作図していると聞きました。
自分は古い考えで、「製図試験でフリーハンドってどうなんだろう!?」と思い、特に気にも留めませんでした。
よって、自分は基本フリーハンドはしませんでした。
平行定規と三角定規を使用し、基本はどの線も定規を使っていました。
ただ、外構部分等は多少フリーハンドを混じえて書いていました。
講義当初からフリーハンドの方が作図が早くなると日建学院さんも言っておりました。
また、9月頭くらいの通常の講義でも、1〜2回ですが強制的にフリーハンドで作図する授業もありました。
おそらく人によるのですが、自分はフリーハンドではかなり図面が汚くなってしまいましたので、フリーハンドには向いていないのだと思い、定規での作図で行くことにしました。
教室の半分近くの生徒さんは、最初に書く基準線など長い線のみ平行定規で、残りはフリーハンドという感じでした。
中には平行定規すら無い人もおり、作図も早くビックリしたのを覚えております。
結局試験前までに自分は、フリーハンドの練習は強制的にフリーハンドで作図した授業のみでした。
そして本試験での出来事!!
作図の時間が足りなくなり、最後の方は外構以外も多少フリーハンドを混じえて、なんとか仕上げることができました。
フリーハンドを練習を全くしていなければ、フリーハンドで書くことができずに未完成だったと思います。
当時は「こんなフリーハンドでの授業なんて面倒臭い」と敬遠していましたが、少しですが強制的にフリーハンドの練習をさせてくれました日建学院さんに感謝です。
非フリーハンド派の方も、もしかするとフリーハンドは最後の奥の手となるかもしれないので、少しは練習しておいたら良いと思います。
それでは、また!!
一級建築士試験 資格学校の自習教室を利用
こんにちは。
今回は一級建築士試験、資格学校の自習教室での勉強について書きます。
日建学院さんには自習教室と言うものがあり、平日や土曜日に教室を開放して、そこで勉強できるというものです。
また、1週間に1〜2回は自習教室に講師の先生も来られてます。
自分は学科試験がギリギリのラインでしたので、そこまで乗り気ではありませんでしたので、最初は自習教室に行きませんでした。
しかし学科試験の合格発表後に、営業の方から是非活用してみて欲しいと言われまして、そこから自習教室に通いました。
実際に利用してみた感想です。
職場から学校までは車で30分くらいですが、自分は往復1時間掛けても自習教室に行く価値があると思って通っていました。
行くのはもちろん講師の先生が来られる日のみなので基本週に1回です。
毎日自宅で勉強ですと、色々な誘惑があり集中しにくかったり、マンネリ感が出てサボり気味になっていました。
その点、週に1回ですが、自習教室ですとしっかり集中できますし、何人かの生徒も居ますので、いい刺激にもなりました。
自習教室では、道具やテキストなどの持ち運びが楽な記述をメインに勉強しながら、講師の先生に質問などしていました。
特に、講師の先生にじっくりと質問できることが最大の利点だと思います。
通常の講義中では課題に追われなかなか質問できないので、前回の課題や宿題について疑問に思ったことや気になったことを、自習教室でトコトン時間を掛けて、納得するまで質問しました。
また、他の自習教室に来ている生徒さんの質問なども解説してくれたりと、とても有意義な時間でした。
講師の先生や生徒さんと意見交換やアドバイスなど、本当に貴重な経験がでました。
そして、何よりその時間がとても楽しかったです。
自分はこの自習教室の時間で、しっかりと学習できたこと、またリフレッシュにもなったことが、合格できた大きな要因だったと思っています。
せっかく高いお金を払って資格学校に通っていますので、利用出来るものはトコトン利用しましょう。
それでは、また!!
一級建築士試験 製図講義の宿題について
こんにちは。
今回は一級建築士試験の製図講義の宿題ついて書きます。
自分は日建学院さんにお世話になっていました。
そして毎週の講義の最後に配られるのが、次週までの宿題です。
資格学校の宿題・・・正直、面倒臭いですよね。
自分は2017年度の製図で初めて資格学校に通いましたので、資格学校の宿題は初体験でした。
宿題は時間もかかりますし、何より「宿題」と言う響きが嫌です。
ですが、せっかく高いお金を出してまで貰っている宿題ですので、生かすも殺すも自分次第!!
ということで、嫌で面倒臭い宿題も真剣に取り組みました。
資格学校側も、その内容を宿題にするということは、じっくり調べたり考えたりする必要のある重要な内容なのだと思い、しっかり理解するまで、時間を掛けて取り組みました。
記述の宿題は、単語や内容をしっかり理解するまで調べました。
エスキスや作図の宿題では3パターンくらいのエスキスを行い作図しました。
せっかく時間を掛けて宿題をするので、有意義な時間として利用したいですよね。
嫌々で作業の様に宿題をこなすだけでは知識が身につきませんので・・・
それでは、また!!
一級建築士試験 製図の記述の勉強方法
こんにちは。
今回は一級建築士試験の製図試験の勉強で、記述について書きます。
資格学校では記述はとても大事と言っていました。
自分もそう思います。
記述は図面では表現できない設計コンセプトをアピールする唯一の手段です。
実際、自分は試験本番でぱっと見あまり良くないプランの部分を、記述でしっかりと説明することができ、大いに助かったと思っております。
その様に大事な記述について、自分が実践した勉強方法です。
とにかく自分は最初は記述が全くできませんでした。
資格学校の講義中の課題でも、テキストの参考例を探して写すのがやっとでした。
ですので、記述の勉強を基本からしっかりと行いました。
自分の中には、記述に関するボキャブラリーがほとんどありませんでした。
解答例を見ても仕事で専門だった構造は意味がそこそこ分かりましたが、意匠・設備は全然意味が分かりませんでした。
なので、8月は解答例の記述をとにかく写しまくりました。
解答例を実際に手を動かして写して、内容を丸暗記しました。
内容の丸暗記とは、まずは使われている単語やその意味を覚えました。
そして、その単語をどの様に使えはいいのかを理解するため、解答例を写して文章の作り方を覚えました。
そして丸暗記した後に、覚えた単語と文章を組み合わせて記述文を作る練習をしました。
この方法を繰り返し行いました。
また、記述の勉強する時間ですが、自分は空き時間はとにかく記述を勉強しました。
朝早く起きてのまとまった時間の勉強はエスキスや作図をメインにし、仕事の昼休み時間や夜のちょっとした空き時間は記述の勉強をしました。
また、資格学校の自習教室に通う時は、製図板やエスキスの問題用紙を持ち歩くのが面倒だった事もあり、記述の勉強をしていました。
記述は作図と違い、まとまった時間が無くても勉強ができ、さらに紙と鉛筆さえあれば何処でも勉強できるので、空き時間で勉強するにはもってこいです。
その様な感じで勉強を進めたところ、9月の中頃から、ようやくしっかりと記述文が書けるようになってきました。
資格学校の講義中の課題や模擬試験でも、1時間以内に記述がスラスラと解けるようになりました。
その後も記述の勉強は手を休めずに行い、課題の解答例を貰う度に、写して暗記して文章を作ってみる、を繰り返し自分の中のボキャブラリーを増やしました。
最終的には、日建学院さんから配られた記述練習ノートを、一冊と半分程書き込み練習しました。
最初は文章の作り方や単語やその意味をひたすら覚えましたので、覚えるまでは成果が見えず、記述が書けずに苦労しましたし、資格学校の評価もダメダメでしたが、しっかり覚えてからはスラスラ書ける様になり、記述の点数も一気に上がりました。
それでは、また!!